カーフラッシュ(BMWから)
(2010年4月号)
4月販売状況 価格プレッシャーの懸念
4月新車販売は277.8千台と前月比21.5%減となるも、前年を18.5%上回り同月では最多を記録。1−4月累計販売台数は1.07百万台(前年比18%増)と08年記録を上回った。基準金利引上げに伴い既に個人向け自動車ローンの金利引上げが発表されており、販売店は、一回の返済額への影響は微小だとするもIPI低減措置対象の新車在庫が底を付いた時点での販売の落込みも予想される。鋼材価格値上げによる価格プレッシャーも懸念されているが、今年の3.4百万台の販売予想に変更はない。1−4月軽自動車部門販売では、Fiat(22.3%)
がトップを堅持。(BE/OESP紙)
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Anfaveaの新会長に就任したFiat
社長のCledorvino
Belini氏は、自動車メーカーの10年〜12年投資額は前期を38%上回る112億ドルに達するとして、各社のブラジルに対する信頼性を裏付けるものと語った。販売は現在好調だとするも、今後の課題として伯自動車産業の競争力(販売は世界4位、生産は6位)に対する懸念を示し、原料、部品、ロジスチック、インフラ、人的資源などを含む構造的改革が急務と指摘した。ショック療法の第一ステップとして、Anfaveaのコーディネーションのもとに産業全体の『診断』を行う方針を示した。南東から北部への新車運搬に無駄を省くための効率的な沿岸・近海輸送にも言及。政府と部品メーカー間で協議されている輸入コンポーネントを対象とした40%の関税低減措置廃止に関しては、同措置が廃止された場合生産のコストアップを招き完成品の輸入を促進させる結果になろうと危機感を示した。(OESP紙)
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(2010年3月号)
3月新車販売、記録更新へ
3月新車販売は353.7千台(前月比60%増、前年比30.3%増)と記録を更新した。3月末のIPI低減措置終了前のかけこみが大きく影響し車種によっては15日から60日の納車待ちの事態が発生。Fenabraveは今年の新車市場を3.2百万台へ下方修正するも、Anfaveaは、IPI低減措置終了や基準金利引き上げにもかかわらず豊富な銀行融資が新車市場を押し上げて行くとみており、3.4百万台(前年比8%増)と予想を維持している。今年の輸入に関してSchneider会長は、当初予想(540千台)を上回る600千台レベルに達する可能性を示唆。レアル高に加え他市場のだぶつきが伯市場への流入を加速させる傾向にある。(OESP紙)
(2010年2月号)
2月販売 同月最多
2月新車登録台数は前月比3.6%増、前年比10.8%増の221千台と、カーニバル休暇にも拘らず同月最多となった。3月末のIPI低減措置終了に備えメーカー各社はfeirõesなどで販売を強化する傾向にあり、3月販売は300千台〜320千台が見込まれている。優遇措置終了と共に約4%の新車価格上昇が見込まれる4月は多少の落込みも予想されるが、Anfaveaの販売予測(前年比9.3%増の3.4百万台)に変更はない。アナリストや自動車メーカーは、IPI平常化後も融資拡大(返済期間の長期化)、消費者信頼度、雇用状況などが販売を支えて行くと見ており、市場では金利引き上げもさほど影響はないとの見方もある。ビッグ4の中でGMを除く3社がシェアーを落とした。ニューカマーではシェアーを伸ばしたHyundaiの健闘が目立った。輸出は57.5千台(前月比18%増、前年比88%増)と上昇傾向に。フレックス車累計生産台数が10百万台に。(OESP紙)
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●Fiat、Lelio Ramos営業部長は、4月の消費者の反応は不透明としており、ドイツ、イタリア、米国の例を上げ優遇措置は後6ヶ月延長されるべきと発言。今年の新車市場は3百万台〜3.2百万台を予想。
● FenabraveのReze会長は、今年の新車市場は好調に推移するだろうとしてIPI低減措置はもはや必要ないとの見解を示した。自動車メーカーの競争激化が市場を押し上げて行くとみている。
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(2010年1月号)
1月販売は27%減
自動車メーカーや販売店のアグレッシブなセールスキャンペーンにも拘らず1月新車登録台数は213.3千台と前月比27.2%減と落ち込んだが、前年同月比は8%増となった。メーカー別乗用車・軽商用車販売ランキングでは、Fiatがトップを維持し、GMがVWを抜いて2位にランク。Hyundaiは、ToyotaやPeugeotなどを抜いて7位にランクアップ。1月は通常休暇などで販売が最も落ち込む月であることから、このピッチが続けば今年の市場はAnfaveaの予想(10%)を上回る可能性も指摘されている。生産量は前月比3.7%減、前年比31.6%増となった。(Agencia
Estado/Autoinforme)
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1月トラック登録台数は生産共に前年比53.7%%と大きな伸びを記録。Anfavea
のSchneider会長は、トラック販売は月10千台の新しい水準に入りつつあると指摘。乗用車販売と異なりトラックは経済が上向きフレートが払えて初めて上向くとして、インフラ部門への投資拡大、今年のGDP成長率予測、消費市場の動向、農産物の収穫予想(1.41億トンと08年の記録とほぼ同レベル)が寄与したとコメント。
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(2009年12月号)
新車販売、記録更新へ
12月新車販売は前月比16.4%増の293千台と期待を上回り、09年累計は3.14百万台(11.4%増)と記録を更新した。メーカー別ではVWの追い上げにも拘らず、Fiatがトップを堅持(Fenabrave
)。09年生産は輸出低迷(35%減)を受けて予想を下回る1%減の3.18百万台となった。10年は生産・販売共に3.4百万台レベルへ更に成長が予想されている。Tendências
Consultoriaは、最低9月迄金利は安定して推移し所得改善も継続すると見ており、10年は自動車産業にとってポジチブな一年になると予想すると共に大衆車よりやや上級車種(30千〜40千レアル)のシェアーが徐々に拡大して行くと見ている。レアル高や海外の余剰生産能力を受けてシェアーを拡大する輸入車は、09年の482千台から10年は544千台
へ増加が予想される。(OESP/VE紙)
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● Fecomercio(サンパウロ州商業連盟)が実施した消費者に対するアンケート調査で、10年の消費者の『夢』は一位が車(31%)、不動産(18%)、旅行(9%)との結果が示された。所得、雇用、融資の拡大など消費を促す環境が良好なことが背景にある。Fecomercioは、小売部門の成長率を09年の4%から10年は6%を予測。
●アグレッシブな販売戦略:
Renaultは4月(イースター)に返済をスタートするローンや、Fordは現在では最長の80ヶ月のローンの取扱いを再開。市場では、『入金』をワールドカップの2014年に支払うローンもオファーされている。(OESP紙)
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(2009年11月号)
新車販売状況
11月新車販売は251.7千台(前月比14.5%減、前年比41.5%増)となった。1−11月は2.85百万台と前年比8.5%の成長を記録した。これにより、今年の新車市場は3百万台超と予想(前年比6.4%増)を上回る可能性が出ている。在庫補給を目的としてメーカー各社は生産を増強しており、恒例の年末一斉休暇のキャンセルや短縮、及び増員で対応している。一方でAnfaveaのSchneider会長は、輸出低迷が続く中で国内販売だけでは生産(今年予想は前年比5.2%減の3.05百万台)をプラス成長に導くことは不可能としている。11月生産は292.09千台(前月比8%減、前年比48%増)、1−11月は2.93百万台(前年比6%減)となった。(OESP/VE紙)
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グリーンカーに優遇措置:先般、 Miguel
Jorge開発相はEstado紙のインタビューに対して、リッターカーを優遇するのではなく燃費効率がよく低公害車”Green
Car”に対する優遇措置の導入が必要と発言した。これに対し、Schneider会長はメンバー各社と”Green
Car”に関し議論するためには、政府が技術的定義を明確にする必要があると指摘。
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<規模縮小を必要とする自動車産業>
過去2年間、世界の自動車産業は再編を行うことで今迄にない危機を乗り越えてきたが、ブランド及び生産拠点の数は減っていない。CSM
Worldwideによると、世界120拠点超の年間生産能力は現在85.9百万台台と09年の販売予想を30百万台オーバーしており、これは65%レベルの稼働率を意味する。しかし、CSM社は世界販売の成長が今後6年間で25百万台に達しても2015年時点の稼働率は86%弱と予想する。このような状況にあって、多くのブランドが消え行く運命にある。CSM社は、『今回の危機は生産能力の効率化又ブランド整理のチャンスだったが、単なる『家具の移動』に留まり重要な決断は一切下されていない。生産能力・ブランド過剰の問題は未解決のまま先送りされている』としている。世界多くの政府が工場閉鎖を好まず、重要な戦略産業の基盤だとして競争力のないメーカーに対しても即支援の手を差し伸べ雇用を救っていることと、完成した新規技術・市場・ブランドを手中に出来ることに期待して下り坂にあるブランド買収に野心的な新規メーカーが多く存在することが背景にある。(VE紙) |
(2009年10月号)
10月販売、客足遠のくも高レベルを維持
自動車メーカーは、IPIの段階的な引き上げが始まったことで販売店への客足が遠のいたとしているが、Fenabraveの統計では10月新車登録台数は295千台(一日平均14,024台)と、前月比4.6%減となったものの前年比は23%増と高レベルを維持した。9月に受注した車の登録が10月にずれ込んだことや、割引又IPI引き上分を負担することで販売促進を試みる販売店が多いことも背景にあり、車種によっては3ヶ月の納車待ちも出ている。更に、低迷を続けていたトラック市場も上向いた。自動車メーカー調達部門は、在庫量の推移から判断して生産ピッチは今後も加速状態を維持すると見ている。このような状況にあって、TRWなど部品産業の受注量も増加傾向にあり今後数ヶ月の販売増加に期待が高まっている。1−9月販売は2,596千台と前年比6%増となった。(VE紙)
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Ford のMarcos
Oliveira社長が政府は追加措置が必要かどうか市場動向をフォローするだろうと語るごとく、自動車メーカー幹部は政府に対して何らかの税制優遇措置が維持されることに期待しており、生産計画に支障を来たさないためにも、早急な決断が必要としている。Miguel
Jorge開発相は、税率を是正する為にセクター別の税制面の見直しが必要とした意向を示すも自動車に関しては言及せず。
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(2009年9月号)
9月新車販売、記録更新へ
全面的なIPI低減措置の最終月とあって、9月の新車販売は、308.7千台(前月比19.6%増、前年比14.9%増)と最高記録を更新した。9月最終週末は自動車メーカーのFeirão
や販売店の客足の増加で、車種によっては3ヶ月の納車待ちの事態も発生したがIPI上昇分を一部負担する販売店も観測され売行きは予想を上回った。駆け込みの影響以外に積極的な金融機関による自動車ローン取り組みも寄与した。長期ローンの復活と金利の低下、消費者の信頼度の高まりが販売を押し上げているが、10月以降の段階的なIPI平常化に伴い今後多少の落込みも予想される。一方で生産(1−9月)は、輸出の落込み(42.8%減)が影響し2.3百万台と前年比11.5%のマイナス成長となった。(OESP紙)
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IBGE 統計データによると、自動車部門が8月工業生産に大きく貢献。8月耐久消費財は前月比3.1%増と工業部門全体の3倍の成長率を記録した。しかし、投資を反映する資本財部門の回復に未だ活力は見えず(前月比0.4%となったものの前年比は22.3%減)。 |
(2009年8月号)
新車販売、前月比マイナス、前年比 5.4%増に
8月新車販売は前月比9.6%減の258.1千台となったものの当月では史上最多、前年同月比は5.5%増、09年累計は2.7%増の1.99百万台となった。自動車メーカー各社は全面的な低減措置対象となる最終月の9月は販売が上向くと見ており、第4四半期販売は月平均250千台と、年末に向けた需要拡大と長期自動車ローンの復活を背景に今年は過去最多の3百万台に達すると予想する。FiatのBelini社長は2010年の新車市場成長率を最高10%と予想し、5百万台の市場もそう遠くないとした期待を示した。1−8月輸出高は前年比48.8%減の48.6億ドル、輸出台数は44.4%減の283千台となった。(OESP紙/Agestado)
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<開発相、低減措置延長の可能性を示唆>
Miguel Jorge開発相は、必要と判断されれば10年に向けてIPI税低減措置を延長する可能性が高いことを示唆した。『昨年12月の同措置導入時は批判の声も高かったが、経済活動を維持するために不可欠な措置だったことが裏づけられた』と語った。自動車部門と不動産部門は景気のバロメーターだとして市場の反応を小刻みにフォローして行く方針を示すとともに、同産業に対するルラ大統領の理解の深さに言及した。これに対するAnfaveaのコメントはなく、IPI低減措置延長は現時点での政府との協議項目ではないとしている。 |
<自動車産業、IPI低減措置効果に関するIPEA(応用経済研究所)調査結果>
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●191千台の追加販売台数。最高60千人の雇用維持。
●減税による政府負担額:18.2億レアル、自動車産業全体における販売促進効果による税収:12.6億レアル。従って、最終的な政府負担額は5.59億レアル。雇用維持による年金収入などのメリットは含まれていない。 |
(2009年6月号)
09年販売予想を上方修正へ
6月新車販売は300.2千台(前月比21.5%増、前年比17.2%増)と予想を上回った。IPI低減措置期限到来前の駆け込みやPeugeot
やRenaultなどを含む各社のfeiraoなどが販売を押し上げた。上期累計販売台数は前年比3%増の1.45百万台と史上最高を記録。これにより、Anfaveaは販売を3.9%減から6.4%増(3百万台)へ、生産を11.2%減から5.2%減(3.05百万台)へ今年の予想を上方修正した。販売予想が実現すれば、ブラジルは3年連続で記録を更新することになる。依然として低迷が続く輸出に関しては、量(32%減の500千台-->40%減の440千台)・金額(39%減の85億ドル-->43%減の79億ドル)共に下方修正した。 回復を受けてVWが増員を発表した他、Fiatも増員を検討するなど乗用車メーカーの雇用に回復の兆しも見える。小売開発院(IDV)は、IPI低減措置の心理的効果が販売増加の主要要因となったと指摘した。『IPIがVWの4千人の雇用を救った』(VW
Schmall社長)、『ブラジルは中国、ドイツと並び09年にプラス成長を記録した数少ない国の一つ。政府措置のおかげ』(GM
Pinheiro Neto副社長)。(OESP紙)
●不履行率上昇が懸念要因:IPI低減措置にも拘らず低迷が続く商用車部門と自動車ローンの不履行率の上昇が懸念要因となっている。5月不履行率(90日以上の延滞)は5.4%と4月の5.2%を上回った。自動車小売部門の債権回収機関MSantos社の調査で、30日迄の延滞率は20%、60日〜90日は12%、90日以上は5.4%となっており、今後の不履行率上昇の可能性が指摘されているが、Anfaveaは現在の不履行率は未だ懸念するに値しないとしている。
●納車待ち目立つ:IPI低減措置終了前の駆け込みで、人気車種は納車待ちが最高45日に達し販売店での車種不足が目立っている。 |
(2009年5月号)
5月新車販売、最高に
5月新車登録台数は増247千台と前月比5.4%増、前年同月比2.1%増と、同月では過去最高を記録した。商用車部門の低迷で1−5月販売は1.15百万台(前年比0.1%減)となったが、軽自動車部門は0.8%のプラス成長を記録。IPI低減措置の延長以外にメーカーの”feirao”が寄与したが、市場アナリストは長期自動車ローンの復活が販売を押し上げた最大要因と指摘する。複数の銀行が既に72ヶ月〜80ヶ月の長期ローン取扱いを開始した。1−5月メーカー別軽自動車販売累計では、ビッグ4(Fiat 24.6%、VW 23.5%、GM 19.2%、Ford 10.9%)の中、Fordが最も販売を伸ばした。上期は1.4百万台と08年レベルが予想され、下期はやや衰えが予想される。(OESP/VE紙)
新車販売1百万台の記録を08年より一日早く達成した状況において、Anfavea
のSchneider会長は目標の2.7百万台はIPI低減措置延長なしでも達成できるとしているが、ビッグ4のトップは延長されなかった場合は1.4百万台〜1.6百万台に落ち込むとみている。 |
(2009年4月号)
1−4月新車市場は08年レベルに
Fenabrave(自動車ディーラー協会)によると、4月は実働日が少なかったことや3月の駆け込みの反動も影響し、新車登録台数は234.4千台と前月比13.6%減、前年比10.3%減の落込みとなったものの、1−4月は08年の909.3千台に対し今年は902.7千台と差は6.6千台に留まった。一日の平均販売台数(11.7千台)を考慮した場合、一日の販売量にも満たない。トラック・バス市場はIPI減税にも拘らず、4月は前年比25%減、1−4月は17.6%減となった。1−4月軽自動車部門では、トップFiat(25.3%)、2位VW(23.6%)。
●自動車研究センター(CEA)のLuiz
Carlos Melo氏は、1−4月累計販売台数が08年レベルを維持できたのはIPI減税措置よりも貸出し回復の影響が大きく、雇用や購買力の安定性も奏功したと語った。『ここ数ヶ月の痛手はブラジル人の願望、そして結果的に新車購入を阻止するものではなかった』と語る。ブラジルの新車需要は依然として抑制されている状況にあり、IPI低減措置終了後の急激な落込みはないとみている。
●Anfaveaは、税収面でのIPI低減措置の効果を示したスタディーを政府宛提出した。同措置による12月末〜3月の損失は7.52億レアルとするも、他税収(ICMS、PIS/Cofinsなど)7.01億レアルの増収を齎したとしている。Schneider会長は、1−3月新車販売は668.3千台と前年比3.1%増となったが、同措置が実施されなかった場合21%の落込みとなっただろうとしている。開発相は、6月以降のIPI低減措置延期はないものと表明すると共に、同じく低減措置対象となった建材・白物家電については評価するには早すぎるとした見解を示した。 |
(2009年3月号)
新車市場 前年を上回る
3月新車市場は、IPI低減措置延長を疑問視した消費者の駆け込みも影響し前年比16.9%増、前月比36.2%増の271.4台と最良の08年7月に次ぐ販売を記録した。
これにより、Anfaveaは最悪の事態は克服したとするも慎重な見方を崩さず。Anfaveaは、下期IPI低減措置終了後の落込みを考慮した今年の生産、販売、輸出予想を発表した。Schneider会長は、新規チャンス開拓の必要性と今後更にラ米を取り入れた『拡大国内市場』を注視して行く必要性につき言及した。(GM/OESP紙)
ANFAVEAによる
09年予想 |
●国内新車販売: 2.71百万台(前年比3.9%減)、農業機械:
47千台(13.8%減)
●輸出: 500千台(32%減)、85億ドル(39%減)
●生産: 2.86百万台(11.2%減)、農業機械: 65千台(23.5%減) |
市場予想と動き |
●GMのArdila社長は、今年の新車市場を2.5百万台レベル〜2.9百万台と予想するなど、アナリストや経営者の見方は一致していないが、不安定な中にも成長への期待は失われていない。
●販売トップを走るVWのTaubate工場(Gol、Voyageを生産)は、土曜出勤を延長し生産を増強。Erling
Klingerは特殊鋼材を欧州から輸入するなど生産ピッチを上げる自動車メーカーの対応に追われている。
●販売店では車種によっては納車待ちが50日に達するなどの事態も発生。IPI優遇措置のメリットが高い大衆車にオプションを搭載するユーザーが増えているが、GM、Honda、Toyotaの販売店でも不足する車種が出ている。 |
新車販売(国産・輸入車)の推移(グラフ − 伯亜)
(2009年2月号)
新車販売、3ヶ月連続のプラス成長
Fenabraveの統計によると、2月新車市場は199.4千台(前月比0.98%増)と3ヶ月連続でプラス成長を記録したが、1−2月は前年比4.5%の落込みとなった。新車在庫の減少と生産調整の影響で特定車種が不足する事態も観測。市場では、自動車産業は連邦政府との間で3月末に期限到来するIPI優遇措置を段階的に平常化する提案も含み延長に関し協議を重ねているとの噂もあるが、IPI税収が低下している中で政府を説得するのは困難とする向きも多い。同措置の延長が実現しない場合新車価格は平均5%〜7%上昇することになり、急激な販売の落込みが懸念されている。12月にIPI引下げが施行されて以来、販売は月間約200千台レベルで推移、一日平均登録台数は11月の8.3千台から2月は10.6千台へ上昇。3月の駆込み需要を予想する自動車メーカーは生産を加速させており、受注量拡大を受けて労働時間縮小を前倒しで解除する部品メーカーも出ている。メーカー別軽自動車販売では、トップVW(27.3%)、2位Fiat (23.9%)、3位GM(18.3%)。(OESP/GM/VE紙)
生存をかけた世界のメーカーが余剰生産量を伯市場に『輸出』を試みる可能性や、販売不振による各国の保護政策が伯輸出に更に被害を齎す懸念が出ている。同時に『均衡と利益』の事業基盤を維持するため輸出していた分の一部を国内市場で消化を試みる国内メーカーの動きが活発化し、競争の激烈化が予想される。GMのArdila社長は、90百万台から60百万台レベルへ世界自動車市場規模の縮小を予想。 |
(2009年1月号)
1月販売に IPI引下げ効果
1月の新車登録台数(Fenabrave統計)は197.5千台と12月をやや上回ったものの、08年比は8.1%の落込みとなった。12月半ばに施工されたIPI引下げや貸出強化が主に乗用車部門の販売を押し上げた。IPI引下げ後NF再発行の必要性から納車が遅れたことが1月統計に寄与したことや優遇措置期限到来前の駆け込みの影響も想定される。GMのArdila 社長は落込みを回避する為にも中古車販売促進措置や車両更新プログラムの必要性を指摘している。部品メーカーの2月受注量は未だ前年を下回っている状況にあり、中銀の更なる金利引下げに期待が集まっている。トラック市場においては、IPI引下げにも拘らず依然として運輸事業者のトラック購入への抵抗が観測されている。新車市場の成長に重要な中古車市場に関する追加支援措置の発表が待たれている(OESP/GM/VE紙)
●GMのArdila社長は、ブラジルの09年販売を2.4百万台(前年比15%減)、生産を2.8百万台(13%減)と予想。
●部品メーカーの労働者が、解雇を回避すべく労働時間短縮による賃金カットを合意する傾向にある一方で、Federal
Mogul(二輪車部品)、TRW(Diadema工場)の労働者が解雇に抗議してストに突入、Boschのクリチバ工場(ディーゼルシステム用インジェクションポンプ)は、地元金属労組が企業の賃金カット提案に抗議して労働検察局に提訴した。Valeo、MWM、Sabo、Randonグループの労働者は賃金カットに応じた。 |
(2008年12月号)
新車市場上向く
Feirao や値引き、主にIPI引き下げが奏功し、12月は販売が上向いた。10月は11%減、11月は25.7%と相次いで激しい落込みを記録した後、12月は前月比9.4%増の194.5千台となったが前年比落込み(19.7%減)は避けられず。これにより、2008年国内販売は2.82百万台(前年比14.5%増)と過去最高となったものの、中間予想(24.2%増)を下回った。在庫販売に関して、IPI引下げに伴う経理手続きの遅れで納車遅れが目立っており登録の多くが1月に持ち越される可能性が出ている。AnfaveaのSchneider会長は、IPIやIOF引下げ効果を正確に見極めることは現時点で困難であり輸出も不透明だとして、09年予想は発表せず。一方で、ブラジルが販売、生産において各々世界5位と6位にランクする可能性につき言及した。新車販売において分割払いは11月の54%から12月は60%へ上向いた。市場が未だ不透明な中で、RenaultやGM等は年末一斉休暇を延長し生産を調整している。(OESP/GM紙)
●08年: ビッグ4の2008年成長率は市場平均を下回った。GMは10%増、VWは8.8%増、Fiat8.2%増。2001年以降、04年を除きトップを維持してきたFiatが08年も657.7千台と首位を堅持。RenaultはLogan、Sanderoの投入が寄与し健闘(56%増)したものの、Hondaに次ぎ第6位となった。生産:12月は102.1千台と前月比47%減、前年比54%減の落込み。08年全体では3.2百万台と8%の成長を記録。
●一斉休暇延長で減産: 12月は販売が上向いたにも拘わらず、自動車メーカーは減産措置を発表。Renaultは、解雇を回避する手段としてパラナ工場労働者の30%に相当する1千人の労働契約を5ヶ月間サスペンドする。労働者は、休職期間中は労働者保護支援制度(FAT)と会社側の手当てを受ける。PSAは既に1月から3ヶ月間700人の有給休暇を発表しており、GMも休暇を発表している。年末は約75千人の自動車メーカーの労働者が一斉休暇に入った。 |
(2008年11月号)
新車市場、2ヶ月連続の落込み 08年予想を下方修正へ
政府救済資金注入にも拘わらず、11月新車販売は177.8千台と前月比25.7%減、前年比25%減と2ヶ月連続で落込みを見せた。ローン取組みに躊躇する消費者が増えたことも影響したが、中古車市場向け貸出資金不足が新車市場を落ち込ませたとの声も聞かれる。1−11月累計は2.62百万台(前年比18.3%増)となった。メーカー別販売ではトップのVWに次ぎ2位Fiat、3位のGMは最も落込みシェアーを縮小した。GMの場合、本社の問題がブランドの信用を落しているとの指摘もある。ホンダCivicが値引きの影響も受けて大衆車Gol、Uno、Palioに次ぎ4位にランク。トラック市場も同様11月は前月比27%超の落込みとなった。自動車メーカーの約75千人が最高50日の長期一斉休暇に入った為、部品メーカーも比例して生産を休止する。22ヶ月連続で雇用のプラス成長を記録してきた部品産業に解雇の懸念が強まっている。自動車メーカーではVolvoが430人の解雇を発表した。(OESP/GM紙)
<08年Anfavea
予想>
●新車市場:3,060,000台(前年比24.2%増)を2,815,000台(14.3%増)へ下方修正。
●生産:3,425,000台(前年比15%増)を3,240,000(8.8%増)へ下方修正。
●輸出:780千台(前年比1%減)を720千台(8.7%減)、輸出高は、145億j(7.4%増)を137億j(1.5%増)へ下方修正。 |
(2008年10月号)
新車ブーム終焉か
米発金融危機が齎した融資引締めの影響で、10月新車販売は前月比11%減の239.2千台、前年比2.1%減とここ2年以来初めての落込みを観測したが、Fenabrave
Reze会長は『騒ぎ』の方が実際の落込みを上回ったと発言。ルラ大統領の要請を受け自動車メーカー各社のトップと協議したMantega蔵相・Meirelles中銀総裁は政府系銀行による緊急金融支援を確約した。ここ数週間で自動車ローンの金利上昇や銀行の貸絞りが鮮明になっており、在庫を抱え資金繰り難に陥る販売店も出ている。販売店筋はアッセンブラー系銀行による低金利の貸出支援が落込みの悪化を食止めたとしている。Reze会長は、消費者の購買意欲は衰えていないとして銀行融資が平常化した時点での販売回復を見込んでいる。1−10月販売累計は前年比23.4%増の2.45百万台となった。(OESP/GM紙/Autoinforme)
●Fenabrave統計では、トップのFiatが10月は前年比11.4%減の53.3千台と最も落込み、VW49千台(7.8%減)、GM44千台(9.8%減)、Ford22.5千台(0.5%減)となった。
●GM Ardila社長は、融資問題がここ3ヶ月で解決されない場合、09年販売・生産の落込み(販売は今年の2.95百万台から2.6百万台へ、生産は3.57百万台から3.18百万台へ)を予想し人員削減の可能性も指摘。Autodata主催のセミナーでPSAのRanbaud社長のように市場『崩壊』を懸念するトップも出ている。
●各地域の金属労組は、自動車メーカーの相次ぐ一斉休暇の発表は予断を許さない状況とするも、人員削減は主に輸出低下によるものとして国内市場の動向は未だ不透明としている。
●10月販売はマイナス成長となり融資問題で今後の販売が不透明な状況にあるにも拘わらず、TRWやDura
Automotive社などの部品メーカーは、自動車産業は調整段階にあり混乱状態にあるわけではないとして09年も今年と同レベルを予想するなど、楽観的見方を示している。 |
(2008年9月号)
新車市場 9月も好調、米金融危機波及への不安
9月新車販売は前月比9.8%増、前年比31.7%増の268.7千台と7月に次ぐ好成績を記録したが、米金融危機が新車販売の原動力である自動車ローンに与える影響への不安が広がりを見せている。AnfaveaのSchneider会長が成長鈍化は予想通りだとして今年の販売が24%増の3百万台を達成するのは間違いないとする一方で、部品工業会のButori会長は、部品産業が09年の22億jの投資計画を維持するかどうかは今後の状況次第として、米金融危機波及への懸念を強めている。22億jは、自動車メーカーが09年に4百万台の生産を達成する為に必要な投資額。Kaiserコンサルタント社のDavid Wong氏は、個人向け貸出条件の引締めや返済期間短縮に加え貸出金利の上昇による新車販売ピッチの減速を示唆し、今後の動向を慎重に見極める必要があるとしている。9月生産は、賃金交渉過程における労働者ストが影響し、前月比マイナス4.3%と落込んだ。(OESP/GM/紙)
●GM・Fiatが減産:GMとFiatは、10千人の一斉休暇を発表した。10月中旬から生産の中断又は減産体制に入る。GMは休暇の理由を明らかにしていないが、労働組合は、時期はずれの休暇を国際金融危機による自動車ローンへの影響の兆しと懸念。FiatはBetim工場の労働者15千人のうち1.7人が休暇に入る。GMはClassic(主にブラジル向け輸出)を生産する亜工場も休暇に入る。(OESP紙)
●不透明感の強まり:米金融危機の深まりと共に貸出金利の上昇が観測されており、今後の販売への影響が懸念されている。部品工業会のButori会長は、09年の成長を8%〜10%と予想していたにも拘わらず現時点では不透明と発言し、基準金利引下げとローンを拡大させる流動性緩和の必要性を強調。
●部品産業パーフォーマンス:今年は、投資額16億j、売上高は過去最高の465億j(前年比29.3%増)が見込まれる。輸入130jに対し輸出108億ドルと最高の貿易赤字を見込む。米国は部品輸出高の18.3%を占め主要輸出相手国の一つであることから、09年の輸出減退が予想される。 |
(2008年8月号)
8月販売、成長ピッチの鈍化
8月新車登録台数は244.8千台と8月では最高を記録したものの、前月比15%の落込みとなった。9月も前年比プラス成長が予想されるが、銀行が貸出基準を強化している中で25日分をオーバーする新車在庫を抱える販売店も出ており、販売状況に変化が観測されている。先般、メーカー各社の代表者がルラ大統領に会見しリース契約に対するIOF課税やICMS税率引上げの動きに対する懸念を表明。自動車産業が生産能力拡大を目的とした新規投資計画や増員を発表した矢先のこれらの措置は今後の金利引上げと共に新車販売の大幅な落込みにつながりかねないとしている。
●8月軽自動車販売では、3千台超の差でFiatがかろうじて首位を守ったが、新型Golの投入で勢いを取り戻したVWの追い上げが鮮明になっている。
●GMのArdila社長は08年伯市場の生産・販売予想を下方修正した。Anfavea予想(生産3.43百万台、国内販売3.06百万台)に対し、GMは生産3.3百万台、販売3.03百万台を予想。(OESP/GM紙) |
(2008年7月号)
新車販売、銀行融資が依然として原動力に
7月新車販売は288.1千台(前月比12.6%増、前年比32.6%増)と記録を更新し、1−7月累計は1.7百万台(前年比30.4%増)となった。依然として購買力と銀行融資が原動力となっているが、Anfaveaは通貨引締め措置の効果を受けて、下期に向けて成長ピッチはやや鈍化すると見ている。農業、鉱山、建築部門の需要を背景に、主に大型トラック販売の勢いが続いており、1−7月は、"semi-pesados"が前年比48.7%増、"pesados"が55.2%増となった。(OESP/GM紙)
(2008年6月号)
◎新車販売の勢い
6月新車販売は256千台(前年比28.8%増)、上期累計は1.41百万台(前年比30%増)と、自動車メーカーの予想を上回る成長を記録した。今後もプラス成長は続くとされるも、24時間操業で対応する部品メーカーの供給問題や金利引上げの影響などで下期に向けて15%レベルへ成長ピッチの鈍化が予想される。上期軽自動車販売ではFiatがトップ(23.9%)を維持。ニューカマーの中では"Sandero"などの新車投入が奏功しルノーが5位(4.2%)に。今年の世界ランキングで、ブラジルは生産でフランスを抜き7位から6位に、販売では8位から5位にランクアップする可能性が高まっている。(Ag.Estado/VE/GM紙)
<新規08年自動車市場予想> |
前年比変動率 |
|
国内販売 |
3.06百万台 |
24.2%増 |
(うち輸入車415千台・49.8%増) |
生産 |
3.42百万台 |
15%増 |
農業機械:生産9.5%?30.8%(85千台)、販売14.9%?38.6%(53.1千台) |
輸出量 |
780千台 |
1%減 |
輸出高 |
145億j |
7.41%増 |
<Anfaveaが連邦政府との産業政策協議の際提出した成長の青写真>
| |
2010年 |
2013年 |
輸出 (年間・台) |
930千台 (世界シェア−の5.5%) |
1080千台 (世界シェア−の6.5%) |
投資額 |
150億j (07年〜10年) |
190億j (〜13年) |
生産能力 |
4.7百万台 |
6.1百万台(生産量 5.1百万台) |
研究開発費 |
売上高の2% |
売上高の2.5% |
成長を妨げる要因 |
ロジスチックインフラの不備、特殊技能人員不足、お役所の非効率な事務処理など。 |
(2008年5月号)
◎生産販売予想を上方修正
4月に比べ実動日が少なかったことが影響し5月新車販売は242千台と前月比7.4%の落ち込みとなったが、前年同月比は14.6%の増加を記録し、1−5月は前年比30.3%増の1.15百万台と勢いが続いている。このような状況下、Anfaveaは今年の販売・生産・輸出予想を見直した。国内販売は当初の17.5%増を24.2%増の3.06百万台へ、生産は8.9%増を15%増の3.425百万台へ上方修正、輸出は5.1%減を1%減の780千台へ見直すと共に横ばいを予想した輸出高は前年比7.4%増の145億jへ修正した。AnfaveaのSchneider会長は、貸出金利引上げは成長を中断、又は投資計画に影響を与えるものではないとしている。(OESP紙)
| 部品工業会(Sindipecas)は、9のサブセクターの稼働率は85%を上回り危機的状況にあるとした調査結果を纏めた。自動車メーカーの需要に対応する為には今後一年間で前回予想を50%上回る30億レアルの投資が必要としている。残業時間の拡大は品質劣化を引き起こす懸念もあり生産コスト上昇を招いている。自動車メーカーの調達部門は、部品不足の状況の中で『かろうじて均衡』を保っている状況にある。小規模企業の資金不足は依然として解決の目処が見えず。 |
(2008年4月号)
◎販売予想 上方修正傾向に
Fenabraveデータでは、4月新車販売は262.2千台(前月比12.9%増、前年同月比46.2%増)と昨年10月の244.5千台を上回り過去最良の月となった。1−4月販売は前年比35%増の910千台を記録。このような状況において各社トップは今年の成長予想を20%超へ上方修正する傾向にある。軽自動車部門ではFiat(25%)、VW(22.2%)、GM(21.7%)、Ford(9.2%)。車種別販売では、改良版の投入を控えているにも拘わらずGolが依然としてトップ。Sandero(Renault)は 18位から14位へ、Corolla(Toyota)は44位から19位へランクアップし大幅な成長を示した。(OESP紙/Fenabrave/Autoinforme)
交通事情改善が急務:新車販売の勢いが都市圏における交通事業の悪化を招いていることから、Anfaveaはブラジルと海外の専門家を招いて構造的解決策を討議するセミナーの開催を計画している。車両点検システムの導入も提案項目の一つだが、Schneider会長は移動性の解決には官民の参画が不可欠としている。80年代の車に比べ今の新車は二酸化炭素排出量が20分の一と低く、フレックス燃料技術も排ガス問題の解決策の一つと指摘。自動車の税収は年間260億レアルに上ることから、一部を移動性の改善に充当すべきとした意見を表明。 |
(2008年3月号)
◎1−3月新車販売は 31%増
自動車ローンの返済期間長期化を追い風に3月新車販売(国産・輸入)は前月比15.6%増の232.1千台、1−3月は前年比31.4%の648千台と依然として需要の勢いが続いている。マンテガ蔵相のローン返済期間縮小に関する発言後返済期間を最高60ヶ月に抑える銀行も出ているが、未だ最長6年のローンがオファーされている。軽自動車部門ではFiatがトップを堅持(25.2%)、トラック市場(5トン〜)ではVWが9195台とベンツを抜きトップに。(OESP紙)
(2008年2月号)
◎過熱状態が続く新車市場
Fenabraveの統計によると、2月新車登録台数は200.9千台(前年比36.8%増)、2ヶ月累計は415.9千台(38.8%増)と、依然として新車市場の過熱状態が続いている。メーカー別販売ではFiatが首位(25%)を堅持しホンダ(4%)が5位へ。車種別販売ランキングでは、Foxが1月の3位から2月は6位へ下落した。同車種は、ラゲッジルームに装着した部品による手の怪我が多発し、うち8名が指の一部を切断する等消費者保護機関の取り調べの対象となっている。(OESP紙)
●世界ランキング:07年自動車生産はスペインを上回り7位へランクアップ。経済安定(失業の懸念が薄れ)と共に消費者信頼度が上向き、購買力改善・融資条件緩和が寄与。(他製品の07年販売量では、化粧品が世界3位、パソコン5位、携帯電話5位、チョコレート4位と、何れもランクアップ)
●交通渋滞:新車市場の成長は、インフラへの投資が不足する中で都市圏の交通渋滞を更に悪化させている。約6百万台と想定されるサンパウロ市内で過去最大の215kmの交通渋滞を観測。
●生産能力の実態:Anfaveaは3月末には生産能力の実態を把握する予定。部品工業会のButori会長は、過去2百万台の生産能力を追加するために自動車産業は350億jの投資を実施しており、今回5百万台を達成する為には380億jレベルの投資が必要になると発言。 |
(2008年1月号)
◎1月販売は41%増
1月の軽自動車販売は、前月比11.2%減となったものの前年比は41.2%増の205.4千台とAnfaveaやアナリストの楽観的予想を上回る成長となり、1月では過去最多を記録した。通常新車販売の落ち込みが観測される年初においても新車市場の勢いは衰えを見せず、納車待ちはPrisma(GM)が最高60日、Hilux(Toyota)は最高90日に達するケースも出ている。ニューカマーの中ではルノーがLogan等の新製品投入が奏功し5位にランクアップする等シェア−を拡大した。(Autoinforme/OESP紙)
(2007年12月号)
◎07年新車販売
07年新車販売(国産車+輸入車)は前年比27.7%増の2.46百万台と過去最多を記録した。Fiat が連続4年でトップを堅持。ニューカマーの中ではホンダがトップとなったが、Renault、Citroenは各々40%台の成長を記録するなど仏勢の勢いが観測された。新車販売に占めるフレックス車のシェア−は06年の78.1%から07年は85.6%へ拡大。(GM紙/Autoinforme)

Renavam Preliminary Data(GM紙掲載)
(2007年11月号)
新車生産・販売状況
11月新車販売は237千台と前月比3%の落ち込みとなったものの、前年同月比29.7%と大幅な伸びを示し、1日当たりの販売台数は記録を更新した。競争激化で新車価格が安定していることもあり、12月販売は楽観的予想を上回る記録となる可能性がある。1−11月の累計生産台数は2.75百万台と前年比13.4%増、輸出高は8%超の増加を記録。(OESP/Autoinforme)
(2007年10月号)
新車需要、依然として衰えず
10月も新車需要の勢いは依然として衰えを見せず、販売は244.5千台(前月比19.8%増、前年比39.5%増)と記録を更新した。これに伴い、1−10月累計は1.98百万台(前年比28.8%増)と既に昨年1年を上回ると同時に、最高を記録した97年をも上回った。所得改善や融資額大による『新中産階級』の誕生が消費者層を広げている。10月末のメーカー・販売店の在庫が165千台(前年比-13.5%)と20日分へ低下する中で、自動車メーカーや部品メーカーは年末の一斉休暇をキャンセル又は短縮して対応する方針を示している。メーカー別販売ではFiatが依然としてトップを堅持(成長率31.5%)。Renaultは、マーケットシェア−は未だ2.7%止まりだが、成長率は39%とメーカーの中では最高を記録。トラック部門でも10月はベンツの大型トラック販売が最高を記録するなど需要の過熱が続いている。一方で08年に向けて新車販売の成長ピッチの鈍化(10%〜15%)を予想する向きが多く、生産は3.2百万台〜3.4百万台を予想。(VE/GM/OSP紙)
●09年の部品供給リスクを示唆 -
SindipecasのButori会長は、『08年(3.2百万台)は対応できるが、部品メーカーが安心して投資出来る電力、港湾・道路などのインフラ整備の保証が不可欠』として09年のリスクを示唆。
●上級車種が人気 -
豊富な融資ラインと長期返済条件が消費者を排気量の高い車種やアクセサリーを搭載した車種購入に走らせており、傾向が鮮明になっている。9月新車販売では、排気量1.0〜2.0の車種のシェア−は46.9%と、90年代半ばにリッターカーに対する税制優遇措置が採られて以来最高のシェア―に達した。(VE紙) |
(2007年9月号)
9月販売状況、生産販売予想を上方修正へ
9月は実動日が少なかったことも影響し新車販売は8月を下回ったものの、1日当たりの販売台数は8月を上回った。新車販売台数は204千台と前年比28%増と同月では最高を記録し、1−8月は1.74百万台と前年比27.4%増となった。 このような状況下、VWはS.Bernardo
工場とTaubate
工場の労働者12.5千人に対し週末の残業代を前払いする等の措置を導入。賃金のベースアップを巡る労使交渉においても、明らかに労働者側に有利な条件で妥結した。パラナ州においては、数日間のストの影響でRenault、Nissan、VWの生産が被害を受けた。軽自動車販売に占めるフレックス車のシェア−は87.8%と前月をやや上回った。(OESP/GM紙)
<Anfavea、07年生産・販売予想を上方修正へ>
自動車-販売:前年比22%増から25%増の2.4百万台へ。生産:10%増から13.4%増の2.96百万台へ。
農業機械 - 販売:前年比28.4%から40%増の36千台。 生産:19.3%から30.2%増の60千台へ。
輸出 - 11%減(750千台)の予想に変更なし。 |
(2007年8月号)
8月販売状況
8月軽自動車販売は235千台(前月比8.2%増、前年同月比31.8%増)、1−8月累計は1.53百万台(前年比27%増)と販売の勢いが続いている。国際金融市場の変動による先物金利やインターバンク金利上昇を受けて、一部の金融機関は5%〜15%の自動車ローンの金利引上げを実施するなど市場の金利調整が観測されたが、現時点で新車販売に影響を与えるものではないとされている。アッセンブラー系銀行は、新車販売の戦略的観点から金利引上げは行わず。TRW、Plasticos
Mullerなどの部品メーカーは、受注量の状況から今年の生産を2.95百万台(約13%増)、08年は3.1百万台レベルに達するものと予想。自動車メーカー各社は、08年販売成長率を8%〜10%と今年の約半分を予想。(GM/VE紙)
<成長を脅かす部品供給問題>
中国レベルの成長ピッチが続く(Booz Allen - Leticia社長)中で、部品供給の問題は今後の成長を脅かす要因となっている。自動車メーカーは表向きには『未だ生産に支障を来たしてはいない』としているが、車種によっては4ヶ月の納車待ちも出ている。労組の情報では、ルノーが、部品供給が不安定な為ピッチを落して生産を調整している他、PSA(第3シフト導入に伴い700人を増員)は部品メーカーの生産能力不足が生産に影響するも、不足した部品概要には言及せず。Volvoは、スエーデンから輸入しているギアボックスの部品供給問題が生産に影響。シェア−縮小を懸念。一部の部品メーカー(特に鍛造、鋳造、ゴム部品などの小規模メーカー)の生産能力がほぼ限界にあるにも拘わらず、これらのメーカーは、自動車メーカーが大手部品メーカーに中国からの部品輸入を促す状況にあって投資に最も消極的で、08年に向けて問題が表面化すると見られている。 |
(2007年7月号)
予想を上回る新車販売
7月新車登録台数は217千台と過去最多を記録し、冬休みの月にも拘わらず車の買い替えが目立ち販売を押上げた。これにより、1月〜7月販売累計は前年同時期比26%増の約1.3百万台を記録。航空危機が深刻化したことが自動車販売を上向かせた可能性も指摘されている。未だにPrisma(GM)、New Civic(Honda)等多くの車種が最高60日の納車待ちの状況にあり、メーカー各社は増員や第3シフト導入等で対応を急いでいる。8月も同様の販売ピッチが続くと予想されており、受注量の状況から今年の自動車生産を3百万台と予測する部品メーカーも出ている。Anfaveaは、販売は06年比22%増の2.35百万台、生産は10%増の2.87百万台を予想。輸出予想は06年の770千台から07年は750千台(11%減)へ下方修正した。(OESP/GM紙)
<自動車は工業部門の牽引車>IEDI(産業開発研究院)は、自動車生産と機器生産が下期工業部門の成長を支えて行くと予想した報告書を発表。
<航空危機でバス利用者が増加>Congonhas空港での航空機墜落事故を受けて、特にサンパウロ-リオ間のバス利用者が増加し混雑。航空チケット発行数は30%減。
<石油・アルコール部門が自動車輸出を上回る>ブラジル全体の輸出に占める石油・アルコール輸出のシェア−は96年の2.3%から06年は10.6%へ拡大し、自動車輸出(10・4%)を上回った。(VE紙) |
(2007年6月号)
上期新車販売は25.7%増、予想を上方修正へ
6月新車販売は198.8千台と、実動日が少なかったこともあり前月比やや落ち込んだが、前年比34%増、上期累計は前年比25.7%増の1,82百万台を記録した。これに伴い、Anfaveaは今年の国内販売成長率を14.5%から22%へ上方修正した。上期輸出はマイナス10.8%と減速。メーカー別上期累計は、Fiat(シェア−24.5%)、VW(23.6%)、GM(20.1%)、Ford(11.6%)、Honda(3.4%)となった。
07年国内販売は、2.23百万台、生産は2.87百万台と過去最高が予想されている。
(VE紙/Autoinforme)
(2007年5月号)
予想を上回る新車販売
5月の新車登録台数は211.1千台と最高記録を更新、1月〜5月は前年比24%増の883.6千台と販売の勢いが続く中、今年の国内販売・生産予想を上方修正する各社の動きが観測されている。部品メーカーなどは、受注量の状況から今年の自動車生産は2.8百万台レベルに達するとした見方を強めている。金利の低下に伴う返済期間の長期化は消費者の信頼度を上向かせており、上級レベルの車種を購入する消費者が増えるなどの現象も生じている。15日〜60日の納車待ちが生じる等需要に対応できずシェア−を落したGM(Prisma、亜製Tracker等が納車待ち)と異なり、他社に先行して第3シフトを導入した販売トップのFiatの車種供給は平常通りだと言う。『車両更新の動きと、新車購入人口の増加の両方が販売を上向かせている』(Fernando
Calmon氏)(VE/OESP/GM紙)
●07年生産・販売予想を上方修正 − GM:国内市場2.25百万台(当初1.8〜1.95百万台)、伯生産2.8百万台。Fiat
:生産2.81百万台。 VW:同社国内販売480千台〜523千台(当初419千台)。
●需要拡大への対応 -
第3シフト導入による国内生産の調整や亜の生産能力活用で国内需要加熱に対応する自動車メーカーの動きが活発化。レアル高の折、亜の生産増強は『為替ヘッヂ』効果を狙ったケースも。 |
(2007年4月号)
4月販売、前年比36%増
Fenabraveが発表した統計データでは、4月の新車登録台数は前年同月比36.6%増の179.3千台となったものの前月比は7.3%減と落ち込んだ。実動日が少なかった事や販売店の品不足が目立ち、車種によっては生産が需要に対応できない状況が続いている事が影響した。1日の平均販売台数は、3月の8793台から4月は8966台へ増加。1〜4月軽自動車販売は、前年比22.5%増の672.5千台、メーカー別ではFiatが首位を堅持(25.1%)、2位VW(23.5%)となった。(OESP紙)

(2007年3月号)
予想を上回る新車販売
3月の新車販売は193.4千台と前月比31.8%増、前年同月比23.4%増と、同月では過去最高を記録し、第1四半期販売累計は前年比18.1%増となった。これに伴い、Anfaveaは今年の販売予想を7.7%増から14.5%増へ上方修正した。金利低下に伴う融資拡大・融資条件の緩和が依然として販売促進剤となっている。商用車部門では、トラック、バス販売共に各々前年同時期比19.4%増、25.3%増と上向いた。新車販売の約70%が分割払い。フレックス車の累計生産台数は3百万台に達した。
(2007年2月号)
2月新車販売状況
2月の新車販売は実動日が少なかったことも影響し前月比は4%減となったが、前年比は14.8%増の146.8千台と同月では1997年を上回り過去最高となった。軽自動車市場では品切れも観測されるなど需要が自動車メーカーの予想を上回っている。新車販売は昨年11月以降記録を更新する等消費者の経済に対する信頼感の高まりやローン取組みの緩和が販売を促進させている。メーカー別ではFiatが依然としてトップ(シェア−24.7%)を維持。フレックス車のシェア−は新車販売全体の83.5%を占めた。(OESP紙)
最高潮の自動車販売
国内新車販売は予想を上回る勢いで成長を続け、ニューカマー進出以来初めてのブームを巻き起こしている。販売店の情報では、生産が需要に追いつかずディーラーの在庫が大幅に縮小している為、納車待ちの車種が増えていると言う。軽自動車だけでなくトラックやバスの需要も拡大しているとして、今年の販売は2.1百万台を突破する(GM販売店協会)とした見方も出ている。(GM紙)
Fiat |
●『需要に生産が追いつかず。生産調整(第3シフト導入)効果が期待できる4月〜5月には供給が平常に戻るだろう』Palio、Ideaは納車40日。(Fiat販売店協会)
●2月から生産を日産2.2千台から2.5千台へ拡大。販売網は全国に420ヶ店。 |
GM |
●『需要に対応すべく3月は32千台から40千台へ増産体制を計画』(GM販売店協会)
●"Prisma"の生産拡大を目的として、年末を目処にGravatai工場の年間生産能力を130千台から180千台へ拡大する。現在、"Prisma"は納車60日待ちの状態。販売網は全国に430ヶ店。 |
VW |
●『競争が激しいためプレミアムは一部の車種のみに発生。全体的な需要加熱が見られる。今後細やかな販売計画が必要となる』(販売店)
●需要拡大を受けて、メキシコから輸入しているJettaとNew Beetle(2千台)を追加発注。 |
(2007年1月号)
新車販売、過去最高へ
Fenabraveが発表したデータでは、1月の軽自動車登録台数は145.4千台と前月比25%超の落込みとなったものの、前年同月比は15.5%%増と消費者の購買意欲は依然として衰えをみせず1月では過去最高となった。今年は7.7%の販売増加を予想するAnfaveaに対し、Fenabraveは2.1百万台を上回る可能性もあるとした楽観的見方を示している。低迷していたトラック部門に回復が観測されるも、過去2年間の落込みを今年だけで取り戻すのは無理としている。販売の82%を占める自動車ローン(含コンソーシアム)が寄与。フレックス車の比率は82%と前月と同レベルとなった。販売加熱で車種不足も観測され、販売店の在庫が大幅に低下したが徐々に平常に戻りつつある。メーカー別軽自動車販売では、VWとの僅かの差でFiatが首位。(GM/OESP紙/Autoinforme)
<Andre
Beer氏、今後も新車市場の加熱を予想>
80年代に2度に渡りAnfavea会長を務めた元GM副社長のAndre Beer氏(現在コンサルタント会社経営)は、経済安定に伴う自動車ローンの返済期間の長期化やフレックス車投入のほかに、ブラジルでは消費者にとって車は依然として『欲する製品』であり今後も新車市場は高成長率を維持するとした見解を示した。フレックスエンジンに関しては、マルチ燃料で圧縮率を未だ最適化できていないことが燃費に影響しているとして、改善の必要性を指摘した。氏は、今年の軽自動車販売を10%増と予想。 |
(2006年12月号)
12月新車販売、最高記録更新へ
12月新車登録台数は204.8千台(前月比12.1%増、前年比11.5%増)と、月間販売量では最高となった97年10月を上回り記録を更新した。これにより、06年累計は1,928千台(05年比12.4%増)と97年レベルに接近。金利低下に伴う自動車ローンのメリットが拡大したことと、フレックス車投入が寄与した。12月は軽自動車部門だけでなく、トラック販売も前年比9%増と上向いた。ビッグ4は、輸出低減をカバーするものではないとするも、06年は国内市場の回復を受けて長年の赤字を黒字に転換した。Anfaveaは、07年国内販売は97年を上回る2.08百万台を予想。(GM/VE紙)
●12月フレックス車販売は新車販売の82%を占めた。
●12月メーカー別軽自動車販売ではFiatがトップ(シェア−25.4%)、VWとGMはほぼ同レベル(22%)となった。 |
(2006年11月号)
11月新車販売、今年最高へ
金利引下げの影響を受けて、11月新車登録台数は182.7千台(前月比4.3%増、前年比15.3%増)と今年最多となった。AnfaveaのGolfarb会長は、他部門に比べ自動車市場は金利引下げが即反映されるセクターとコメントし、自動車産業のGDP成長率への貢献度を強調。1−10月GPD成長率2.3%に対し、自動車産業は4.5%の成長を記録。今年の生産予想は2.64百万台(前年比4.5%増)、国内販売は10%増と史上最高となった1997年とほぼ同レベルに達する見込み。軽自動車の06年累計販売では、Fiatがトップを堅持、GMとVWが僅かな差で二位を競い合っている。(OESP紙)
| ●金利低下による自動車ローンの長期化を背景に、消費動向が変化している。新車販売に占める最も安価なエントリークラスの車種は、05年の43.5%から06年は39.5%へ減少したのに対し、中型セダンは10%から14.3%へシェア―を広げた。 |
(2006年10月号)
10月販売、97年に次ぐ高記録
Fenabraveが発表した統計によると、10月新車登録台数は175.1千台と前月比10%増、前年比27.2%増となり、同月では1997年に次ぐ記録となった。このピッチを維持すれば今年の販売は1.9百万台レベル達成が可能となる。輸出の低化を補うため、国内市場販売促進の為にアイデアを駆使したセールスキャンペーンを実施するメーカーが増えていることや、ローン返済期間が更に長期化(現在最高70ヶ月)し、毎月の返済額が縮小していることが拡販に繋がっている。(OESP紙)
軽自動車市場では、Fiatがトップを堅持。2ヶ月連続でFiat
"Palio"がVW "Gol"の販売台数を上回った。
1−10月の各社シェアーは、Fiat (25.5%)、GM(22.2%)、VW(22.2%)、Ford(11.3%)。 |
(2006年9月号)
9月新車登録台数、前月比10%超の落込み
9月新車登録台数(国産・輸入車)は、実動日が少なかったことも影響し8月を10.5%%下回る159.4千台となり、生産は前月比16.6%の落込みとなった。9月企業別販売では、Fiatが首位を堅持(
"Palio"がVW "Gol"の販売を上回った)し、GM(2位)、VW(3位)と続いた。Fenabraveは、07年はGDP成長率4.5%をベースに8%の新車市場の成長を予想。(GM紙/Autoinforme)
(2006年8月号)
8月販売、今年最高に
8月の国内新車販売は178.5千台(前月比7.7%増)と今年最高を記録し、今年累計は1.2百万台(前年同期比10.5%増)と好調。2Q経済成長率が期待を下回ったにも拘わらず今年の販売は年初予想をやや上回る可能性も出ており、競争力が低下する輸出に代り生産を支えている。低下基調にある金利とローン返済期間の長期化などが奏功した。1−8月輸出量は前年比13.9%減と落込んだものの、輸出高は77億jと5.5%の増加を示した。VWは、国内最大のSBC工場で労働者ストに直面する中で、同社の8月軽自動車販売は37.3千台、1−8月のシェアーは22.5%とビッグ4の中ではGMと共に前年比シェアーを広げた。(OESP/GM紙)
●経済低成長にも拘わらず、Anfaveaは当初予想(生産2.53百万台、国内販売1.84百万台、輸出115億j)を維持。
●AT Kearney社のDubois氏は、国内市場は同産業の牽引車となってきたが、今後金利低下のピッチがスローダウンする状況の中で消費者の購買意欲が低下する可能性があるとして07年の販売を懸念。 |
(2006年7月号)
好調な新車販売
Fenabrave
が発表したデータによると、7月新車登録台数は165.8千台と前月・前年比共に上向き、同月では過去最高を記録した97年に次ぐ記録となり今年累計は1,025.4千台(9.3%増)と予想を上回った。セールスキャンペーンやローン返済期間の長期化(最高72ヶ月)、又低下傾向にある金利が奏功したと指摘されている他、自動車メーカー筋はレンタル会社の車両更新も影響したと語っている。Fenabraveは、今年販売を05年比11%〜12%増と予想。(OESP紙)
(2006年6月号)
上期販売は前年比7.6%増
上期新車登録台数は861.2千台と前年同時期比7.6%増となったものの、6月は148.4千台と前月を割り込んだ。ワールドカップが落ち込みの主な要因となったが、自動車ローンの簡素化や返済期間の長期化(最高72ヶ月)が需要拡大を促していることから、販売店は下期に向けて成長リズムが続くとした見方を示している。メーカー別では、上期はFiatが首位を堅持し、急速に販売を伸ばしているHondaが5位にランク。上期輸出は過去最高を記録するも、既にレアル高のインパクトを観測。(OESP/VE紙/Autoinforme)
中型セダン市場での相次ぐ車種投入でGMが最も被害を受けている。新型Vectraを昨年末に投入して以来販売を伸ばしていたが、最近は新型CivicやFordのFusionにシェアーを奪われている。自動車産業アナリストは、成功のキーワードはモダンなデザインと価格競争力のコンビネーション、と指摘。Civicは両者を満足させていると言う。 |
(2006年5月号)
5月販売、好調な国内市場
5月軽自動車登録台数は155.5千台(前月比25%増、前年同月比15.2%増)と97/5以来の好成績を記録。4月に比べ5月は営業日が22日と多かったことも貢献したが、1日平均販売台数も前月を2.3%上回った。メーカー別5月軽自動車販売ではFiatが首位を堅持、GMがVWを抜き2位、新Civicの売れ行きが好調なホンダが5位となった。排気量1.0のエントリ-クラス(Gol、Palio
、Uno、Celta、Ka)のシェア―が低下傾向にあり、やや付加価値の高い車種へ移行する傾向が伺われる。(VE/Autoinforme/GM)
●輸出台数:全体の輸出は前月比14.8%増と上向いたものの、乗用車、バスの輸出量が前年を割り込んだ。
●5月トラック販売は前月比23.2%増と上向き回復も見られるが、今年は前年比マイナス成長となる見込み。 |
(2006年4月号)
4月販売状況
軽自動車登録台数は連休の影響で124.4千台と前月を割り込んだものの、1日の平均販売台数は6926台と前月・前年同月を大幅に上回った。割引商戦に代り経済安定化に伴う融資期間の長期化が販売促進剤に。メーカー別ではFiatが首位、又最近Meganeを投入したRenaultがPeugeotを追いぬいた。生産量、輸出は、前月・前年比ともに落込んだ。(添付資料)(VE紙、Autoinforme
他)
●輸出量が前年割れ:レアル高の影響で、3月自動車輸出台数が02年3月以来初めて前年を割り込み減退を観測。農業機械部門においても05年3月の3.3千台から2.2千台へ減少。輸出高は未だ前年比プラス成長となっているが、成長ピッチの鈍化が見られる。2007年以降、問題深刻化の可能性。
●トラクター・農業機械が不振:レアル高などの影響で、RS州のAGCO、John
Deere両社は1月以降350人を解雇した他、各々2ヶ月と4ヶ月の生産中断を検討。
●VW、輸出減退と国内生産コストアップを理由に再編計画を発表。5.7千人の人員削減の可能性。
●バス市場が好調:選挙の年の需要増加で1Qは前年比21%増、特にVWは70%超の増加を記録。 |
 
(2006年3月号)
好調な新車販売
3月軽自動車登録台数(国産+輸入)は148.1千台と前月比22%増、前年同月比5.4増%を記録した。これにより、1−3月軽自動車累計登録台数は前年比13.6%増となり、このピッチが維持されれば今年販売は当初予想を上回る可能性も出ている。販売店筋は、金利の低下や返済期間の長期化への動き(今迄の最高60ヶ月から72ヶ月へ)が寄与したと見ている。メーカー別ではFiatが軽自動車市場の24%を有しトップを維持。(OESP/VE/GM紙/Autoinforme)
●3月自動車生産台数は230千台と前月比12.3%増、前年比は1.8%増となった。1−3月生産台数は前年比7.8%増加するも、市場予想を下回る。1−3月輸出高は26.4億jと、前年同時期比10.9%増を記録。
●Fenabraveは今年の軽自動車販売成長率を8.75%から9.5%に上方修正した。
●二輪車X四輪車:過去3年間の1Q販売成長率は、自動車の23%に対しオートバイは46%の成長率を示し、全国的に需要が拡大。1Qオートバイ販売は、前年同時期比34%増。 |
(2006年2月号)
2月販売、メーカー予想上回る
2月新車販売は127.8千台と、前年同月比は11.3%増とメーカーの予想を上回った。前月比マイナス3.8%となったのはカーニバル休暇などで営業日が少なかったことが影響、一日当たりの販売台数は1月を上回った。3月にはMegane(Renault)、4月にはアルゼンチンで生産するSpaceFox(VW)の投入が予定されており、3・4月の販売も好調に推移すると見られている。メーカー別販売ではFiatが24.9%を占め首位。フレックス車のシェアーは76.6%へ前月比3.8ポイント拡大。(OESP/GM紙
)
●Anfaveaは、2005年生産台数を2.53百万台(CKD輸出を含む数字)へ上方修正した。国内既存生産能力は3.2百万台から3.5百万台へ(GM、Hondaの追加生産能力は未だ含まず)。
●2月輸出は前年同時期比12.9%増となったものの、既に成長ピッチの鈍化を観測。AnfaveaのGolfarb会長は、為替対策として政府が輸入緩和を検討していることに関して、国内類似品のない関連機器の関税引き下げを主張。 |
(2006年1月号)
1月新車販売、注目される今後の成長リズム
1月新車登録台数は132.9千台と(前年同月比24.6%増)となり(前月比は季節要因などでマイナス27.5%)、市場の予想を上回る数字となった。金利引下げや返済期間の長期化など新車販売の70%を占める融資の条件緩和が販売を押し上げたと見られているが、通常年末に集中するFeiraoをGMなどのメーカーが1月も継続して実施したことや販売店の積極的な戦略展開も影響した。メーカー別軽自動車販売では、昨年は3位に留まったVWが首位(24.8%)、2位GM(23.6%)、3位Fiat(22%)となったが、Fenabraveは傾向を示すものではないとしている。今年は自動車輸出の減退をはたして国内市場が吸収できるかどうかに注目が集まっている。(OESP/VE紙)
●Vectra (GM)販売(3542台)が05年の33位から8位へ。15位のCorolla(2402)、又27位から46位に下落した自社Astraの市場を奪ったのが明らか。(Autoinforme)
●生産:1月自動車生産は198.4千台(完成車+CKD)と前月比3.6%減となったが、前年同月は20.5%増へ。
●アルゼンチンの1月生産は前月比(-46.8%)、前年同月比(-42.7%)ともに落込んだが、国内販売(国産+輸入)は39.27千台(前年同月比23.2%増)と同月では過去15年間で最高を記録。輸出は前年同時期比-54.2%と落込んだ。
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(2005年12月号)
12月販売、最高記録更新へ
12月新車登録台数は183.6千台(前月比15.9%増)と11月を上回ると共に、当月では過去最高を記録し予想を上回った。Anfaveaは、メーカー間の競争が激しさを増す中でFeiroesや割引商戦等が貢献したとしている。年末は在庫レベルの低下や国内販売増加を受けて、一斉休暇を短縮・取消して生産に対応するメーカーが目立った。05年販売は1.71百万台と前年比8.6%増を記録、06年は7%増の1.84百万台が見込まれている。Fenabraveによる05年販売ランキングは、ビッグ4の中ではFiatが首位(24.98%)、2位GM
(22.54%)となり、ニューカマーではToyota(3.75%)、Honda(3.52%)、Peugeot(3.29%)となった。フレックス車のシェアーは11月の70.9%から71%へ更に拡大。(OESP/GM/VE紙)
●伯輸出拡大に最も貢献:05年伯輸出が総額1183億jと過去最高を記録した中で、前年比210億jの外貨流入拡大に最も貢献した部門として、開発省は、燃料部門(33億j)と自動車部門(31億j)を上げている。トラック(50.4%増)、トラクター(40.2%増)、乗用車(31.6%増)、自動車部品(26.1%増)。(開発省HP)
●不透明なトラック市場:05年トラック販売は80.3千台(前年比マイナス3.3%)と落込み資本財である同部門の需要低下が懸念されるが、06年販売は基準金利引下げ又Finameの長期金利引下げ効果に期待する。しかし、排ガス規制(Euro3)全面施行に伴う価格上昇が車両更新の障壁となる可能性もあり懸念要因に。
●トラクターのIPIを免除:政府が投資奨励策の一環として資本財部品等に加えトラクターの工業製品税(IPI)5%を免除したことに関し、AnfaveaのPastre
氏は、多少の価格低下が見込まれるが状況好転は望めず、販売低下を減速させるのに役立つだろうとした見解を示した。1−11月トラクター販売台数は前年比38.6%の落ち込みを記録。
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(2005年11月号)
11月販売、今年最高に
Feiroesや年末のセールスキャンペーン等が奏功し11月新車登録台数は158.4千台(前月比15.1%増、前年同月比14.1%増)と今年最高、同月では過去10年間で最高となった。11月はCelta(1.0)フレックスや新型Vectra等を投入したGMがトップなったものの、1−11月累計では、Fiatがトップ(シェアー25.1%)を維持。VWは17日間に渡るストの影響もありシェアーを落した。軽自動車販売のフレックス車シェアーは10月の67%から11月は70.9%へ更に上昇。農業機械販売の落込み(前月比27%減、前年同月比39%減)が目立った。(GM/OESP紙/Autoinforme)
<1−11月累計> ●生産:2.25百万台(前年同時期比11.2%増)、●国内販売:1.53百万台(9.3%増)、●輸出(農業機械を含む):103億j(35.8%増)。
<2006年予想(Anfavea)> ●生産:2.5百万台超(4.5%増)、●国内販売:1.8百万台超(7.1%増)、●輸出:115億j(2.7%増) |
(2005年10月号)
10月新車販売、前月比4.6%減
10月新車販売は137.7千台と前月比4.6%減となり二ヶ月連続で下降したが、11月、12月は、月150千台レベルへ上昇すると見ている。営業日日数が9月と比べ少なかったことも影響したとしているが、9月は8月比既に4.3%減となっている。各社共に販売活性化の手段として特別ディスカウントセールの準備を進める一方で、新車価格の値上げが相次いでいる。10月生産は191.3千台と9月を7.9%下回った。(OESP紙)
自動車輸出を減退させるレアル高
『伯GMは来年輸出予想を大幅に下方修正しているが、レアル高の被害は自動車産業に留まらず、VCP社の収益が前年比44%減と落ち込んだように紙・パルプ業界等他セクターへも及んでいる。レアル高による輸出益へのインパクトを調査した工業開発研究院(Iedi)のデータによると、付加価値の高い製品を輸出する工業部門の被害が最も大きいとした結果が出ており、セクター別試算では、自動車産業の(為替)切上げ率が最も高く20%超となっている。GMは、輸出の損失を国内市場で補おうとしているが、購買力の回復は年初予想を下回っている事等から楽観的『賭け』としか言いようがない。今後15年間の世界の自動車生産量は過去110年間の生産量を上回ると予想される中で、生産能力を確立させているにも拘わらずレアル高はブラジルをこの新しい成長サイクルから除外してしまう可能性があり、インフレコントロールを目的としたドル安政策モデルが限界にあることを示しているのではなかろうか。経済の重要な牽引車である自動車産業を輸出減退による生産スケール縮小で窒息死させるようなことをしてはならない。』(GM紙社説から)
(2005年9月号)
9月新車販売は4.8%減
9月新車登録台数は、営業日が少なかった事も影響し144.4千台(前月比4.8%減)と8月を下回ったが、1−9月は1.23百万台と前年比9.7%増と好調。第4四半期において今年の平均販売台数が維持されれば、今年の販売は最高を記録した97年に次ぐ記録達成が可能となる。軽自動車販売ではGMが追い上げたが、年間累計ではFiatが首位を守った。VWは労働者ストで生産に影響を来している。(VE/GM/OESP紙)
●経済バロメーターの一つとされるトラック販売が落ち込み、第3四半期は前年を割り込んだ。一部の地方での農産物の不作に加えディーゼルオイル値上げの転嫁が不可能となっていることが要因とされている。
●Anfaveaは、9月初旬に生産台数を2.45百万台へ上方修正。輸出が支えとなっており、今年は前年比29%増の108億jを予想。国内市場は5%増の1.66百万台を予想。 |
(2005年8月号)
8月販売、今年最高を記録
8月の国内軽自動車登録台数は143.5千台と今年最高を記録、1−8月累計が1百万台を突破(前年比15%増)。更に依然として好調な輸出を背景に、今年生産は目標(2.3百万台)を上回るとの予想も出る等自動車部門に政治危機の影響は見えず。8月は営業日日数が7月を上回ったことや05年型車種の在庫整理を目的とした各社の割引などが影響した。商用車部門は、政治危機や農業部門の不振から7月の落ち込みから回復できず。GMは、ベースアップや資材価格上昇によるインパクトを理由に、9/1から平均1.4%の値上げを実施。(OESP/VE紙)
(2005年7月号)
7月販売に陰り、金利引上げの影響で
7月国内新車販売台数は138.7千台と前年同月を3.7%上回ったものの、前月比マイナス6.6%と落ち込んだ。市場関係者は金利引上げの影響から下半期に向けた多少の落ち込みは覚悟していたとするも、長引く政治危機が今後の消費者の信用度を低下させ更にマイナス要因となるとした懸念も出ている。AnfaveaのGolfarb会長は、先般、7月販売は通常6月を上回ってきたにも拘わらず今年は前月を下回っている事実に触れ、景気減速を懸念した発言を行っている。(OESP/VE紙)
●軽自動車:7月は、国産エンジン(1.4)を搭載したC3の売れ行きが好調なCitroenを除くほぼ全ての自動車メーカーの販売が前月を割り込んだ。ニューカマーでは、トヨタが市場の3.8%を占めトップ、二位ホンダ(3.4%)、Peugeot
(3%)、Renault(2.7%)、Citroen(シェアーを前月の1.4%から1.7%へ拡大)
。1−7月メーカー別販売台数では、Fiatが市場の25.4%を占めトップ。(Renavam統計)
●フレックス車のシェアーは、6月の52.2%から7月は58.9%へ更に拡大。 |
(2005年6月号)
6月販売、不景気知らずの自動車産業
景気停滞感や新車価格の値上げにも拘わらず、フレックス車への買い替えが目立ち6月新車販売は148千台(前月比3.9%増、前年同月比13.6%増)と好調な数字を記録した。1−6月の新車登録台数は800千台と前年同時期比10.7%増となった。輸出台数は前期比41.7%増となったものの、前月比はマイナス2.1%に。(OESP/GM紙)
●6月フレックス車販売シェア―は51.9%と、前月比2.4ポイント更にシェア―を伸ばした。自動車部門コンサルタントのAndre
Beer氏は、『口コミでフレックスのメリットが広まるに従い販売が上向いている。フレックスバージョンが少ない中古車市場が伸び悩んでいるのはそのため。フレックス車が新車販売を押し上げているのは明らか』とコメント。
●軽自動車部門のメーカー別販売では、Fiat(25.2%)がトップ。日本勢もシェアーを拡大しているが、Toyota、Honda
共に未だ4%に満たない。 |
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